「英語で話す」ためには
「英語で話す」ためには
「読む」「書く」「聞く」「話す」
の四技能だけでは
英語を話せるようにはならない?
「読む」「書く」「聞く」「話す」・・・この四つの要素は、外国語を学習する際に大切な技能として、四技能とも呼ばれます。 それぞれが、独立した能力ですが、しかし、相互に深い関係を持っており、外国語をマスターするには、この四技能をバランス良く成長させることが重要とされます。
私たちMLSでも、この四技能の重要性は非常に強く感じています。
ただ、「読む」「書く」「聞く」「話す」この四技能・・・だけでは、なかなか「英語を話せる」ようにはなりません。
日本人の多くは、中学・高校・大学と長い期間、英語を学びます。最近では、小学校のカリキュラムにも英語が導入されていますが、それでも、なかなか「英語を話せる」ようにはなりません。
それは、「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能だけを学んでいるからなのです。
「英語を話せる」ようになるためには
「英語を話せる」ようになるためには、この四技能にプラスして、5つ目の能力・・・「コミュニケーション能力」が必要になります。
私たちは普段、日本語で話していますが、その際、日本語の「四技能」を意識することはあるでしょうか? 日本語で会話する上では、「四技能」よりも、説得力や表現力といった、自分の思いや意思を伝える能力・・・四技能以外の能力ではないでしょうか?
私たちは、この能力を「コミュニケーション能力」と呼び、従来の四技能に「コミュニケーション能力」を加えて五技能が、外国語で話すためには必要だと考えています。
「英語を話せる」ようなるために重要な「コミュニケーション能力」。 これを最も効率的に学ぶことができる指導法が、ドラマメソッド®です。
会話はキャッチボール
話し上手は「聞き上手」
小学校の英語も
コミュニケーション重視に
2020年に本格的に導入される学習指導要領のベースとなっている、文部科学省の中央教育審議会(中教審)が2018年に取りまとめた「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」では、小学校の英語教育について以下のように語られています。
「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、コミュニケーションの目的を理解し、見通しを持って目的を実現するための言語活動を通して、聞いたり話したりするとともに、読んだり書いたりすることに慣れ親しませ、コミュニケーション能力の基礎となる資質・能力を次のとおり育成を目指す。」
つまり、外国語教育においては、コミュニケーション能力が重要であり、そのために「聞くこと」「読むこと」「話すこと」「書くこと」のいわゆる四技能を育成することを提示しています。
また、合わせて、「話すこと」を「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」の2つの領域に分割。四技能・五領域の学習と提唱しました。
「話すこと(やり取り)」は、まさに英語での会話・コミュニケーションであり、「話すこと(発表)」は、自分ことや自分の考えなど表現することです。
これこそ、私たちMLSが45年にわたり進化させてきたドラマメソッド®の考え方、五技能の考え方に通じるものがあります。
この点からも、「英語で話せる」ためには、コミュニケーション能力が必要不可欠であることが理解できます。