伊藤 仁美さん ■ 横浜
私がMLSとのご縁をいただくきっかけとなったのは、アメリカでの高校留学後、日本の高校を卒業し、春から始まる新しい大学生活に期待で胸膨らませていた時期でした。朝日ウイークリーに掲載されていたMP(東京学生英語劇連盟:Model Production)での英語劇活動の募集広告が目に留まったのです。
MP時代は、故Richard A Via氏、そして奈良橋陽子さんとの素晴らしい出会いに恵まれました。MP終了後、もっとEnglish Through Dramaを経験したい!…そう思った私はMLSの英語劇プロダクションコースのオーディションを受け、舞台に立ちました。
MP、MLSの魅力にとり付かれた私を見て、母は自身も英語劇を経験してみたい、と思ったのでしょう。今度は母が横浜スタジオのプロダクションに通い始めました。夏休みにはメンバー全員で我が家にて自主練習をしたり、お食事会をして役柄について話し合ったり、娘の私が傍目から見ていても、作品にかける情熱は並々ならぬものがありました。
あれから十数年が立ち、現在は私の娘、綾音(小1)がMLSでお世話になっております。右も左もわからない娘を、先生は根気よく、お優しくご指導くださり、また嬉しいことに参加していた大きなお姉ちゃまたちが本当によく面倒を見てくださいました。こういったお子さん同士の縦のつながり、関係性が密であることもMLSの大きな魅力です。
本年度はジュニアクラス、夏はミニプロダクションでも楽しく英語を学んでいます。妊娠している時から娘の英語教育は絶対にMLSで! というのが私の夢でした。それは、英語を単なる机上での語学学習として終わらせてしまうのではなく、からだ全体を使って表現し、英語というボールで他者とコミュニケーションのキャッチボールをするということ、そして共に喜び、悩み苦しみ、作品を創り上げていくということ… これらがまさにEnglish Through Dramaの醍醐味だと思うからです。
今後益々、MLSのご発展を心よりお祈りしております。